ゼロから分かる英語講座

英語が全くわからない人必見!ゼロから分かる英語講座4【他動詞・自動詞】

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このブログでは、「英語が本当に分からない」「中学生の参考書も挫折した」というような方に向けて、「ゼロから分かる英語講座」というタイトルで、どこよりも分かりやすく英文法を解説しています。

今回は、第4回目です。

第1回目の講座では、英語の文型2パターンについて解説しました。

まずは、「英語はどのような形でできているか」ということを理解してもらうために、基本的な2つの文型パターンの作り方を紹介し、いくつか例文を作りましたが、他にも解説が必要な部分があるというお話をしました。

そこで今回は、前回に引き続き、さらに解説しなければならない部分についてお話したいと思います。

今回のテーマは「他動詞・自動詞」についてです。

まだ、前回までの講座を見ていないという方はコチラを参照ください↓。

英語が全くわからない人必見!ゼロから分かる英語講座3【動詞の変化】

英語が全くわからない人必見!ゼロから分かる英語講座2【冠詞】

英語が全くわからない人必見!ゼロから分かる英語講座1【文型(1)】

それではいってみましょう!

MEMO

このシリーズでは、英語の基礎をしっかりと理解してもらうため、例外となる場合や、もっと勉強が進んでから覚えればいいと思えるような部分は、あえてカットしています。

第1回目で作成した例文

まずは、第1回目で作った例文を見て、少しおさらいをしましょう。

作成した例文

①私は公園に行きます。
→「I go to the park.」

②エラーが発生しました。
→「An error occurred.」

③太郎が笑いました。
→「Taro laughed.」

④次郎は横浜に住んでいます。
→「Jiro lives in Yokohama.」

⑤新入社員が資料を作成しました。
→「A new employee created a document.」

⑥彼は彼女を愛しています。
→「He loves her.」

これらの英文は、第1回目で紹介した2パターンの文型から作られています。

パターン1 S→V

1つ目のパターンが、S(主語)→V(述語)の文型パターンで、②③が当てはまります。

パターン2 S→V→O

2つ目のパターンが、S(主語)→V(述語)→O(目的語)の文型パターンで、①④⑤⑥が当てはまります。

今回はこれらの例文のV(動詞)の種類についてお話します。

他動詞・自動詞とは?

上で挙げた例文に出てくる動詞は、大きく2つに分類されます。

それが、他動詞自動詞です。

具体的に2つの違いを見ていきましょう。

他動詞

まずは、他動詞から解説していきます。

他動詞とは、「目的語が必要な動詞」のことです。

詳しく説明します。

上で挙げた例文のうち、他動詞が使われているのは、⑤と⑥の文です。

⑤の例文を見てみましょう。

⑤新入社員が資料を作成しました。
→「A new employee created a document.」

動詞は「created(作成した)」です。

「created」は過去形なので、原形の「create」を辞書で見てみす。

過去形についての解説はコチラの記事をご覧ください。

提供元:ウィズダム英和辞典

「他」とあるのが「他動詞」という意味です。

「(人などが)(新しいものなど)を創作する」という意味ですが、「創作する」の『』の部分に注目してください。

ただ単に「創作する」という意味ではなく、「~を」も合わせて、「~を創作する」という意味だということです。

ここが、他動詞と自動詞を見分ける重要なポイントなので、例文⑤を使って詳しく解説します。

まずは、文章を「主語(S)」「述語(V)」「目的語(O)」に分けます。

文章を要素ごとに分ける時は、「/(スラッシュ)」を入れると分かりやすいです。

そして、各要素の下に、「S・V・O」を書き込んでみます。

ポイント

スラッシュで要素ごとに分けて、それぞれの要素を追記する作業は、長文を読む時に役立つので、これを機に覚えておきましょう。

ここに日本語を当てはめてみます。するとこのようになります。

日本語にすると、「新入社員が/作成した/資料」という訳し方になります。

これを次のように訳してしまうことがあります。

新入社員が/作成した/資料

このように訳してしまうと、『他動詞』と『自動詞』の違いをうまく理解することができません。

正しく「新入社員が/作成した/資料」と訳せば、最初に説明した「他動詞は目的語が必要な動詞」という意味が分かるかと思います。

もし目的語がなかったら、このようになってしまいます。

A new employee / created.(新入社員が/を作成した)
(※分かりやすいように「/(スラッシュ)」を入れています。)

この日本語訳だと「何を作成したの?」と違和感があり、「目的語が足りない」ということが分かります。

一方、普段から「新入社員が/作成した/資料を」という読み方をしていると、目的語を取った時、

A new employee / created.(新入社員が/作成した)

と、一見この文章でも合っているような感覚になってしまいます。

しかし、英語ではこの文章では正しいとは言えません。

なので「他動詞」の単語を暗記するときは、「~を作成する」というように「~を」の部分も含めて覚えるようにしましょう。

私も最初は「create=作成する」といったように覚えたので、後から他動詞と自動詞の使い分けに苦労してしまいました。

同じように例文⑥も見てみましょう。

⑥彼は彼女を愛しています。
→「He loves her.」

「loves」の原型「love」を辞書で見てみると、こちらも「他」と書いてあるので、他動詞だということが分かります。

つまり、目的語を必要とする動詞だということです。

意味の欄にも「(恋愛対象として)<人>愛している」とあるので、「love」は「愛している」ではなく「~を愛している」という意味です。

提供元:ウィズダム英和辞典

ポイント

・他動詞=目的語が必要な動詞

・他動詞の単語を覚える時は「~を〇〇」というように、「~を」の部分もセットで覚える。

自動詞

次に自動詞を解説していきます。

上の例文で言うと、①~④が自動詞です。

自動詞は次のように覚えてください。

自動詞の特徴

(1)後ろに目的語がなくても文章が成り立つ

(2)後ろに目的語を付けたい時は「前置詞」が必要

順番に説明します。

(1)後ろに目的語がなくても文章が成り立つ

まず、1つ目のルールですが、自動詞は後ろに目的語がなくても文章が成り立ちます。

上の例文で言うと、②③が当てはまります。

②エラーが発生しました。
→「An error occurred.」

③太郎が笑いました。
→「Taro laughed.」

それぞれ動詞「occurred」「laughed」の後ろに何も付かずに文章が成り立っています。

これは、他動詞と同様に、辞書で見てもらうと分かりやすいかと思います。

例えば「occurred」の原型「occur」で見てみましょう。

提供元:ウィズダム英和辞典

「自」と書かれているので「自動詞」だということが分かります。

意味は「(思わぬ出来事・変化などが)起こる、発生する、生じる」とあります。

他動詞のように「~を」といった助詞が含まれていません。

なので、「occur=起こる」というように覚えれば、

An error / occurred.(エラーが/起こった)」と日本語にしても違和感はなく、後ろに目的語がなくても文章が成り立つことが分かります。

このように、「自動詞=後ろに目的語がなくても文章が成り立つ」と覚えておいてください。

(2)後ろに目的語を付けたい時は「前置詞」が必要

そんな、後ろに目的語が付かなくても成り立つ自動詞ですが、後ろに目的語を付けることもできます。

しかし、上でも書いたように、自動詞には他動詞のように「~を」といった意味が付いていません。

そこで、その部分を補う形で、自動詞と目的語の間に「前置詞」というものを入れる必要があります。

「前置詞」とは、名詞の前に付けて意味を補うための品詞です。

日本語で言うと「~に」「~のために」「~までに」「~から」「~と一緒に」といった意味があります。

先程の「create=(~を作成する)の「~を」のような部分が自動詞にはないので、それを補うために前置詞を使います。

例文で見てみましょう。

前置詞が使われている例文は①と④です。

①私は公園に行きます。
→「I go to the park.」

①は、「go」という自動詞と「the park」という目的語の間に「to」という前置詞が入っています。

MEMO

Parkの前の「the」を「冠詞」と言います。冠詞については以前の回で解説しています。

詳しくはコチラを参照ください。

辞書で前置詞「to」について確認してみると、

…(のほう)へ、…まで、…へ、…に」という意味が書かれています。

前置詞がないと、このようなイメージです。

「公園」→「公園に」としたい

ここに、前置詞「to」を付けることで、「…に」の意味が加わり、「公園」という意味になります。

前置詞「to(…に)」が付くことで文が完成する。

また、辞書で「go」を調べてみると、このように書かれています。

提供元:ウィズダム英和辞典

つまり、「Aに行く」と言いたい場合は「go to A」を使う、ということです。

このように、自動詞は辞書を引くと、前置詞もセットで書かれていることが多いので、分からなくなったら辞書を引いてみるとよいかと思います。

同じように④の英文も見てみましょう。

④次郎は横浜に住んでいます。
→「Jiro lives in Yokohama.」

動詞「lives」と目的語「Yokohama」の間に前置詞「in」が入っています。

「lives」の原形「live」を辞書で見てみましょう。

自動詞」と書かれており、意味は「住む、住んでいる」などが載っています。

提供元:ウィズダム英和辞典

in(イン)」は「~の中に」といった意味があるので、「~に住んでいる」と言いたい場合は「live in ~」を使います。

他にも、「with(ウィズ)(意味:~と一緒に)」という前置詞と「live」をセットで使えば、

live with ~(~と一緒に住んでいる)

という意味になります。

ポイント

自動詞は後ろに目的語がなくても文章が成り立つ。

自動詞に目的語を付けたい場合は、自動詞と目的語の間に「前置詞」が必要。

自動詞・他動詞両方の意味を持つ単語もある

実は、自動詞・他動詞両方の意味を持つ単語もあります。

例えば「move(ムーブ)」という単語。

自動詞では、「動く、移動する、引っ越す」という意味があり、他動詞では「(人・物)を移動させる、を動かす」という意味があります。

私は引っ越しました」という日本語を英語にしてみると、

I moved.」(moved=moveの過去形)

となります。

「引っ越す」という意味は自動詞なので、後ろに目的語がなくても成り立ちます。

次に、「私は車を動かしました。」という文章を作ってみましょう。

I moved the car.」(車=car)

となり、movedの後ろに目的語「the car」が付いています。

「move」の他動詞の意味は「~を動かす」という意味なので、

I moved (私は/~を動かした)

となり、文章はこのままだと未完成で、目的語が必要だということが分かります。

他にも自動詞・他動詞両方の意味を持っている単語があるので、英文を作るときは、一度辞書などで確認してみるとよいでしょう。

自動詞と間違えやすい他動詞

他動詞のところでも書きましたが、他動詞を「~を〇〇する」というように覚えていないと、つい自動詞だと勘違いしてしまう単語がいくつかあります。

代表的な単語を2つ紹介します。

enter

enter(エンター)」は「~に入る」という他動詞です。

しかし、これをそのまま「入る」と覚えてしまい、「~に入る」という時に「enter into ~」と間違えてしまうことがよくあります。

(「into~」=「~へ、~の中に」という意味があります)

しかし、「enter」は「~に入る」という意味の他動詞なので、前置詞はいりません。

例えば、「私は部屋に入ります」と言いたい場合は、

I enter the room.

となります。

これを「I enter into the room.」と自動詞のように使うのは間違いです。

discuss

discuss(ディスカス)」も自動詞に間違えやすい他動詞です。

意味は「~について話し合う」という意味ですが、これも「話し合う」と意味で覚えてしまい、自動詞の感覚になって前置詞の「about(アバウト、意味:~について)」を付けてしまうことが多いです。

私もよく間違えていました。

例えば、「私たちはそのプランについて話し合いました。」という文章を英語にしたい場合は、

We discussed the plan.」(discussed=discussの過去形、plan=プラン)

となります。

We discussed about the plan.」は間違いです。

自動詞・他動詞の使い分けにはポケトークがおすすめ

このように、慣れるまでは使い分けが難しい他動詞・自動詞ですが、AI通訳機のPOCKETALK(ポケトーク)を使って勉強することもできます。

例えば、先ほどの「私たちはそのプランについて話し合いました。」をポケトークで通訳してみましょう。

「discussed」の後ろに前置詞は付いておらず、目的語「the plan」がきていますね。

これはつまり、「discuss」という動詞が他動詞だということです。

このように、色々な文章をポケトークで英語に変換して、自動詞か他動詞かを確かめてみるのも面白い勉強法だと思います。

ポケトークについては別の記事で詳しく書いているので、興味のある方はこちらの記事もぜひご覧ください↓。

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まとめ

というわけで、今回は「動詞の変化」についてお話しました。

これで、第1回目で作成した英文の補足説明は終わりです。

次回は、第1回目に引き続き、新しい文型のパターンについて紹介します。

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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