ゼロから分かる英語講座

英語が全くわからない人必見!ゼロから分かる英語講座2【冠詞】

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このブログでは、「英語が本当に分からない」「中学生の参考書も挫折した」というような方に向けて、「ゼロから分かる英語講座」というタイトルで、どこよりも分かりやすく英文法を解説しています。

今回は、第2回目です。

前回の講座では、英語の文型2パターンについて解説しました。

まずは、英語はどのような形でできているかということを理解してもらうために、基本的な2つの文型パターンの作り方を紹介し、いくつか例文を作りましたが、他にも解説が必要な部分があるというお話をしました。

そこで今回は、前回作った文章を元に、さらに解説しなければならない部分についてお話したいと思います。

1回で説明すると長くなるので、数回に分けて解説していこうと思います。

まだ、前回の講座を見ていないという方はコチラを参照ください↓。

英語が全くわからない人必見!ゼロから分かる英語講座1【文型(1)】

それではいってみましょう!

MEMO

このシリーズでは、英語の基礎をしっかりと理解してもらうため、例外となる場合や、もっと勉強が進んでから覚えればいいと思えるような部分は、あえてカットしています。

前回のおさらい

まずは、前回作った文章のおさらいです。

前回作った英文

①私は公園に行きます。
「I go park」→正解「I go to the park.

②エラーが発生しました。
「error Occurred」→正解「An error occurred.

③太郎が笑いました。
「Taro Laughed」→正解「Taro laughed.

④次郎は横浜に住んでいます。
「Jiro live Yokohama」→正解「Jiro lives in Yokohama.

⑤新入社員が資料を作成しました。
「new employee Created Document」→正解「A new employee created a document.

⑥彼は彼女を愛しています。
「he love her」→正解「He loves her.

赤字部分が修正された部分です。

これらのうち、前回では次の部分について解説しました。

前回の解説

①文章の最初は大文字で始まる

②「I(アイ・私は)」だけは、常に大文字

③文章の最後は「.(ピリオド)」で終わる

今回は、「冠詞」について解説していきます。

冠詞とは

例文の「A, An, a」と書かれた赤字部分に注目ください。

これを『冠詞』と言います。

冠詞は、「名詞の前に付ける」というルールがあります。

名詞というのは、「机・本・かばん・車」といったや「日本・東京」といった場所、「山田太郎」といった人物などを指す品詞です。

これとは対象に、「歩く・投げる・読む・見る・作る」などの動作を示す品詞を「動詞」といいますが、動詞については、また別の回で解説します。

その他にも「インフルエンザ」などの病名や「交通事故」などの出来事も名詞です。

こういった名詞の前に「a, an」のような冠詞が付くのですが、冠詞の付け方にはルールがあります。

慣れるまでは、どの冠詞を付けるべきか、どういった名詞に冠詞を付けるべきか悩むと思います。

私も未だに冠詞はどれを付けるか悩むことがあるので、最初は基本的なことだけ覚えていればOKです。

冠詞は他にも「the」がありますので、

冠詞=a(ア), an(アン), the(ザ)

と覚えておいてください。

それでは冠詞のルールを順番に解説します。

数えられる名詞・数えられない名詞

基本的にはこのように覚えておけばOKです。

冠詞のルール

数えられる名詞=冠詞が付く or 複数形になる

数えられない名詞=冠詞が付かない

※例外もあります。

それでは、一つずつ見ていきましょう。

数えられる名詞とは?

「数えられる名詞(可算かさん名詞』と言います)」とは、リンゴ・ペン・本・車・・・など、「1.2.3…」と数えられる名詞で、複数あってもおかしくない名詞のことです。

このような可算名詞は、数が1つの場合は「a、an、the」のいずれかの冠詞が付き、複数ある場合は冠詞は付かず、名詞を「複数形」にします。

可算名詞の場合

  1. 数が1つの場合=名詞の前に「a, an, the」の冠詞どれかを付ける
  2. 数が複数の場合=名詞の前に冠詞は付かず、名詞を複数形にする。

※複数形に冠詞が付くこともありますが、とりあえず上のルールで覚えておいてください。

どの冠詞を付ければいいのか?

数えられる名詞の数が一つの場合には「a, an, the」のどれかが名詞の前に付くと書きましたが、「どの冠詞を付ければいいの?」という疑問が出てきますよね。

実は、この冠詞の付け方がとても難しく、私も未だに英文を書く時はどの冠詞を付けるか迷うことがあります。

なので、とりあえず最初は次のようなルールで覚えておいてください。

ルール1

その名詞が、文章や会話の中で初めて出てきた場合は、「a」か「an」を付け、一度出てきた単語には「the」を付ける。

ルール2

聞き手(読み手)が想像できるもの(知っているもの・見たことがあるもの)には「the」を付ける

ルール3

「a」「an」の使い分けについては、名詞が母音で始まる場合は「an」子音で始まる場合は「a」を付ける。

まずは、ルール1について例を見てみましょう。

例えば、このような会話をしていたとします。

吉田さんは犬を飼っていて、その犬の写真を見せてもらったけど、とても可愛かったよ。

これを英語にすると、次のような文になります。

「Mr. Yoshida has a dog, and he showed me a picture of the dog, and it was very cute.」

最初の「犬(dog)」という名詞の前には「a」が、次に出てきた「dog」には「the」が付いています。

最初に「犬」という言葉が出てきた時は、相手もどの犬のことか分からないので「a」を付けていて、次に「犬」という言葉を言う時には、聞き手は「吉田さんが飼っている犬」だということが分かっているので「the」を付けています。

どちらを付ければ良いのか迷った時は、「とある〇〇」で意味が通じるのであれば「a」を、「その〇〇」で意味が通じるのであれば「the」を付ける、と覚えておくと分かりやすいかもしれません。

上の例文だと、「吉田さんがとある犬を飼っていて、その犬の写真を見せてもらったけど・・・」といった感じです。

これと同じ理由で、ルール2のように、相手が知っているもの・見たことがあるものについては、会話や文章の最初から「the」を付けてもOKです。

例えば、聞き手がよく行く公園に行った時に、

「今朝(いつもの)公園に行ったよ。」と英語で言いたい場合は、

「I went to the park this morning.」

と言えば、聞き手も「あー、あの公園ね」と想像ができますし、

「I went to a park this morning.」

と、冠詞を「a」にすれば、「今朝とある公園に行ったよ。」という意味になり、聞き手からするとどこの公園か分からないということになります。

ルール3の「a」と「an」の使い分けですが、名詞の最初が母音で始まる場合は「an」が付きます。

例えば「apple(りんご)」「egg(たまご)」など、「a, i, u, e, o」で発音が始まる名詞の前には「an」が付き、「an apple」「an egg」となります。

それ以外の子音で始まる名詞の前には「a」が付きます。

MEMO

母音で始まる名詞の前に「the」を付けたい時は、「the apple」「the egg」となりますが、「the」の発音が「ザ」から「ジ」に変わります

「a」と「an」の使い分けは分かりやすいかと思いますが、「a (an)」にするか「the」にするかについては判断が難しいので、今はそこまで深く考えなくても大丈夫です。

あまり完璧に覚えようとすると、それだけで嫌になってしまうので、とりあえず、

数えられる名詞で数が1つの場合は必ず何かしらの冠詞が付く

と覚えておいてください。

複数形とは?

数えられる名詞が複数ある場合には、冠詞は付かず、名詞が複数形になります。

※例外もあります。

複数形とは、例えばリンゴが2個あった場合には、「2 (two) apples」といったように、「apple(りんご)」という名詞の最後に「s」を付けたものです。

例えば、ペンが1本の場合は「a pen」や「the pen」といったように冠詞を付け、 2本ある場合には「two pens」 5本の場合は「five pens」といったように複数形にします。

Google翻訳で見てみると分かりやすいでしょう。

例文として、「りんごをください。」という日本語を入力するとこのような英文が出てきます。

An apple, please.」と、名詞「apple」の前に「an」という冠詞が付いています。

MEMO

これは、先程の解説の通りで、聞き手は「(どれでもいいので)りんごを(1つ)ください」と解釈します。

もし、たくさんあるりんごの中から1つを選んで買いたい場合は「The apple, please.(そのりんごをください)」となります。

この日本語を「リンゴを5つください。」という文章に変えてみると、

「Five apples, please.」と、名詞の「apple」の語尾に「s」が付いて「apples」になっています。

MEMO

※Five(ファイブ)=数字の”5”で、「5つの」という意味です。名詞の前に付いていますが、これは冠詞ではなく形容詞といいます。形容詞についてはまた次回以降の記事で解説します。

このように、数えられる名詞が複数ある場合は、名詞を複数形にします。

名詞の複数形は語尾に「s」が付いたり「es」が付いたりするので、すぐには覚えられないかと思いますが、これから色々な英文で出てくると思うので、その都度覚えてもらえばよいかと思います。

ポイント

数えられる名詞は単語がそのまま使われることはなく、名詞の前に何かしら付く、もしくは何も付かず複数形になる

数えられない名詞とは?

それでは、「数えられない名詞(『不可算ふかさん名詞』と言います)」とはどのような名詞でしょうか?

上の例で言うと、「太郎・次郎・彼・彼女」といった人物や、「横浜」といった名詞は数えられません。

「リンゴが1つ2つ3つ・・・」と数えることができますが、「横浜が1つ2つ3つ・・・」「太郎が1人2人3人・・・」と数えることはできません。

こういった名詞を「固有名詞」といい、固有名詞はこの世にたった1つ(1人)しかないものです。

その他にも、「(1. 10. 100といった)数字」や「1月、月曜日」といった日付なども数えられない名詞なので、基本は冠詞が付いたり複数形になったりせず、そのまま使います(例外もあります)。

例文を見てもらうと分かりますが、「太郎・次郎・横浜・彼・彼女・私」といった固有名詞には冠詞は付いていませんが、「公園・エラー・新入社員」といった数えられる名詞には「a, an. the」といった冠詞が付いています。

例文

①私は公園に行きます。
→「(x)I go to the park.

②エラーが発生しました。
→「An error occurred.

③太郎が笑いました。
→「(x)Taro laughed.

④次郎は横浜に住んでいます。
→「(x)Jiro lives in (x)Yokohama.

⑤新入社員が資料を作成しました。
→「A new employee created a document.

⑥彼は彼女を愛しています。
→「(x)He loves (x)her.

(x)=不可算名詞。冠詞は付かない。

数えられる名詞かどうかイマイチ分からない」という人は、「〇〇っていくつあるの?」という質問が成り立つかどうかで判断してみましょう。

この質問が成り立てば、それは数えられる名詞です。

例1
「(目の前にいる「山田太郎さん」に対して)山田太郎さんって何人?」という質問はおかしい(山田太郎さんは1人しかいないので)。→「山田太郎」という名詞には冠詞は付かない

例2
「エラーはいくつ発生したの?」という質問は成り立つ→「エラー」という名詞には冠詞が付く、もしくは「errors」という複数形になる

例3
「(目の前にいる「彼」に対して)彼は何人いるの?」という質問はおかしい(1人しかいないので)→「彼」には冠詞は付かない

例4
「(「彼氏」という意味で)彼は何人いるの?」という質問は成り立つ→「彼」という名詞に冠詞が付くが、この場合の「彼」は「he」ではなく、「彼氏」という意味の「boyfriend(ボーイフレンド)」という名詞になり、冠詞がつく、もしくは複数形になる。

例5
「新入社員は何人いるの?」という質問は成り立つ→「新入社員」という名詞には冠詞が付く、もしくは複数形になる。

数えられるかどうかを確認するもう一つの方法は、辞書を見てみることです。

例えば、「apple(りんご)」を辞書で調べてみましょう。

今回は、無料で使えるオンライン英語辞書のWeblioで見てみます。

すると、下の画像のように、「可算名詞」と書かれています。

これは、「数えられる名詞」、つまり「冠詞を付けるか複数形にする名詞」だということが分かります。

それでは「error(エラー)」ではどうでしょうか?

よく見ると、「可算名詞」「不可算名詞」の両方があります。

これはつまり、意味によって、数えられる名詞になったり、数えられない名詞になったりする、ということです。

画像の1の意味を見てみると「可算名詞」になっていて、「誤り」「間違い」といったミスは、1つ2つと数えられるので、可算名詞ということです。

次に2の意味の「考え違い・思い違い」を見てみると「不可算名詞」になっています。

例文を見てみましょう。

「lead a person into error

と、「error」の前に冠詞が付くこともなく、複数形になることもなく、そのまま使われています。

これは、「思い違い」というものは数えられないものだからです。

このように、可算名詞・不可算名詞両方の意味を持つ単語もあるということも覚えておいてください。

冠詞に慣れるにはポケトークがおすすめ

慣れるまでは使い分けるのが難しい冠詞ですが、冠詞の練習には通訳機のPOCKETALK(ポケトーク)がおすすめです。

例えば先程の例文(日本語)をポケトークで通訳してみます。

りんご「apple」が「an apple」と「apples」に変化しているのがわかります。

このように、簡単な日本語をポケトークで英語に翻訳して、名詞の変化を確認してみると、だんだんと冠詞の使い方が分かるようになります。

ポケトークについては別の記事で詳しく書いているので、興味のある方はこちらの記事もぜひご覧ください↓。

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まとめ

というわけで、今回は「冠詞」についてお話しました。

次回は、「動詞の変化」について解説します。

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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